デザインユニット Studio Joachim-Morineauの新プロジェクト「Moca」
ドリップマシンから液体を陶器に滴らせて新たなセラミック言語を探究

▲Photos credits: Pierre Castignola

オランダのアイントホーフェンで活動するCarla JoachimとJordan Morineauのデザインユニット「Studio Joachim-Morineau」は、新プロジェクト「Moca」を手がけている。

このプロジェクトは、ドリップマシンを使ったセラミック研究で、技術および工芸と人間/自然のタッチとを組み合わせるという発想から生まれた。ドリップマシンから液体を磁器/陶器に一定のリズムで滴らせることで、新たなセラミック言語を作り出そうとしている。

▲Photos credits: Pierre Castignola

そこから、「オープンストラクチャー」、「グラフィック」、「テクスチャ」の3つの部分ができあがった。オープンストラクチャーは鋳型の角度、回転速度、滴下量の組み合わせで、さまざまなタイプのボリュームを構築。

▲Photos credits: Pierre Castignola

▲Photos credits: Pierre Castignola

グラフィックは、鋳型の角度や形状と液滴の関係からどのようなパターンができるかを研究。テクスチャでは、スリップ粘土層で覆われた鋳型に残った液滴が、片側だけに見えるようにオブジェにテクスチャを作り出している。

▲MOCA RESEARCH – STUDIO JOACHIM MORINEAU

Mocaは、Morineauの完璧主義とJoachimの精力的な創造性の組み合わせから生まれたもの。ディテールに細心の注意を払い、個人のバックグラウンドや経験を使って、互いに新しいことを探求・挑戦。スタジオを立ち上げることで、彼らは無限の想像力を率直に活用している。End