バーバリー財団（Burberry Foundation）は、イギリス・ヨークシャーで、濃密な芸術体験が若者の生活にどのように良い影響を与えるかを把握するために、初めてとなる学校プログラムを開始する。

同プログラムでは、キングズ・カレッジ・ロンドン政策研究所の研究員が4年間にわたって調査する予定。文化的で創造的な教育によって、どのように若い人々が困難な状況を克服し、視野を広げ、彼らの願望を実現するのかを考察するそうだ。

イギリスの教育関係の団体Ideas Foundationとの緊密な連携から創設されたこの「バーバリー・インスパイア」プログラムでは、ヨークシャーの8つの学校で実施され、演劇、映画、舞踊、芸術の4つの有力な地元組織が運営。

キングズ・カレッジ・ロンドン政策研究所は、生徒の個人的・学問的な発展に及ぼすプログラムの影響を検証することで、創造的学習の効果を立証し、若者との効果的な関わり方をより深く認識しようとしている。子どもたちの創造性を養うために芸術がどれほど関与するのか、検証の結果が楽しみだ。