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2018.10.04 12:25
グラフィックデザイナーでキュレーターのエレン・ラプトン(Ellen Lupton)著、須永剛司解説による「デザインはストーリーテリング 『体験』を生み出すためのデザインの道具箱」がビー・エヌ・エヌ新社より2018年10月15日(月)に発売される。
本書は、デザイナーの活動領域が広がり、デザインが持つ人々への影響力が認識されつつある現代のための、デザインの入門書となる一冊。何かを「作って終わり」ではなく、制作物を含めたプロジェクト全体をデザインしていくことが求められている現代、そうしたあらゆるデザインにおいてキーとなるのが「物語(ストーリー)」だ。
構成は3部からなり、
①アクション:多くのストーリーが持つ基本パターンを活用しながら、ものごとの展開をデザインするために、
②エモーション:人々の気分や感情を汲み取ったり動かしたりするために、
③センセーション:人々の知覚や認知を方向づけるために、
と、知っておきたい知識や手法がコンパクトにまとめられている。
グラフィックデザインにはじまり、多くの著作を生み出しながら現在ではミュージアムのキュレーターを務めるという稀有な経歴を持つ著者ならではの、デザインのエッセンスがつまっている。
「ストーリーテリング(物語ること)」が持つ力によって、プロジェクトに人々を巻き込み、関わり合い、そしてよりよいデザインを実践するための参考書となる本書。リファレンスとして活用したい一冊だ。
デザインはストーリーテリング 『体験』を生み出すためのデザインの道具箱
- 発売日
- 2018年10月15日(月)
- 著者
- エレン・ラプトン
- 訳者
- ヤナガワ智予
- 解説
- 須永剛司
- 詳細
- http://www.bnn.co.jp/books/9508/