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2018.10.03 18:24
三井化学株式会社の組織横断的なオープン・ラボラトリー活動である、”そざいの魅力ラボ(Mitsui Chemicals Material Oriented Laboratory:“MOLp(R)”)”が開発した「海のミネラルから生まれたイノベーティブ・プラスチック -NAGORI(R)樹脂-」が、「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。
NAGORIタンブラーは、同素材を使用し、クリエイティブパートナーに、MTDOの田子學氏を迎え開発された、ビアタンブラーだ。
表面は陶器のような質感を持ちながらも割れにくく、高い加工性からデザインの自由度を拡げた新しい素材。さらに、三井化学が得意とするコンパウンド技術で、陶器のような熱伝導性と重量感、量産加工性を持たせることにも成功した。
将来的には、原料となるミネラルを海水淡水化の過程において廃棄される濃縮水を利活用することを見据えており、化学会社として環境性やSDGsにどのように取り組むべきか、真のサステナビリティに近づく未来社会のあり方をも提示している。
また、本商品は、今年度のグッドデザイン賞の中でも特に優れた100件のみが選ばれる「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されている。