アメリカ・フロリダ州マイアミの企業「Arkup」は、夢のような海上生活を提案している。同社が開発したのは「ARKUP LIVABLE YACHTS」。これは、陸地に建つ家のように快適で安全な海に浮かぶ住居で、湾内を静かに周遊することも、繁華街近くのマリーナに停泊することもできるという。

都市の発展、海面の上昇、エネルギーの自給自足は、私たちの世代にとって重要な課題だが、これに対し同社が提案するソリューションは、水の上で暮らすという独創的で前衛的なものだ。

同社は、再生可能エネルギーの研究、技術革新、最先端の空間デザインとスタイルの組み合わせから、大洋と都市の間に家を築くという発想に至った。すべて太陽光発電でまかない、コンセプトから建設までサスティナビリティを追求し、豪華で住みやすいヨットを提供する。

また同船は、ヨットとして海上を進むだけでなく、ハリケーンなどの悪天候の場合にも備えて、4本のスパッド（保持脚）で海底に固定することも可能だ。

まだ開発中だが、ボートショーでも公開され、完成はそう遠くはないようだ。公式動画もぜひチェックしよう。