BIGらがサンフランシスコで取り組む自然の生態系の再生計画
プロジェクト「Islais Hyper-Creek」を提案

デンマークの建築家ビャルケ・インゲルスが率いるBIGは、アムステルダムに本拠を置く建築事務所One Architecture & Urbanism、および土木工学を専門とするSherwood Design Engineersと共同で、2018年9月12日(水)から9月14日(金)までアメリカ・サンフランシスコで開催された「グローバル・クライメート・アクション・サミット(Global Climate Action Summit)」に参加した。

▲Islais Hyper Creek | BIG + ONE + Sherwood | Islais Creek, San Francisco County

同チームは、気候変動への取り組みとして、ベイエリア再生プロジェクト「Resilient By Design」を通じて、サンフランシスコ南東部における「Islais Hyper-Creek(アイレ・ハイパー・クリーク)」を提案。

このIslais Hyper-Creekは、アイレ・クリーク(Islais Creek)地区における沿岸部の浸水や暴風雨による洪水のリスクに対処するために、新しい河川公園を中心として自然の生態系を回復させるもの。

同市で最大の、歴史ある川の流域を社会生態系としてとらえ直す。人々や自然、クリーンな新産業が、もっとも複雑でよく見過ごされてしまう街の要素と混じりあうことになる。

同チームは、このベイエリアでの都市適応モデルを通じて、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定(合意)であるパリ協定への支持を表明している。End