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2018.09.20 18:42
拡張現実(AR)テクノロジーを開発するスイスの企業WayRayは2018年9月18日(火)、ポルシェや現代(ヒュンダイ)自動車、JVCケンウッド、およびさまざまな投資家から、約8000万ドル(約90億円)の資金調達を行ったことを発表した。
同社はこの投資を受けて、ポルシェをはじめとする自動車メーカー向けのホログラフィックAR-HUD(ヘッドアップディスプレイ)の開発を進める。
同社のホログラフィックAR-HUDは、バーチャルオブジェクトが自動車の周囲の空間にシームレスに組み込まれたリアルな拡張現実体験を作り出すもの。現在市場で入手可能な従来のHUDと比較して、同社の技術は、ほぼすべての車種に搭載可能な小型プロジェクションシステムを誇る。
非常に広い視野が確保できるので、ドライバーの目に快適な距離で多くのバーチャルオブジェクトを表示することが可能となる。現時点では、こうしたパラメータをマッチさせることができる技術は他にないという。
このプロジェクトが実現すれば、私たちが拡張現実を普段から活用できる日もそう遠くはないだろう。