NEWS | サイエンス
2018.09.20 15:14
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人宇宙船「こうのとり」7号機(HTV7)が、日本時間の2018年9月22日(土)に国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げられる。
同機のミッションは、ISSに5トンを超す補給物資、水、予備部品、実験装置を輸送することで、当初9月11日に打ち上げ予定だったが、台風、ロケット推進系統の確認のため2度延期されていた。
今回、ISSの電力システムを構成するニッケル水素バッテリーが寿命を迎え、これに代わる新しい6つのリチウムイオンバッテリーとアダプタープレートを搭載。バッテリーは、ロボット操作と船外作業で交換される予定だ。
また、JAXAが設計した円錐状の小型回収カプセルも打ち上げられる。「こうのとり」が大気圏に再突入した際、同機は廃棄されるが、カプセルの方は分離し、パラシュートで落下して洋上で回収される。これは、ISSからのサンプルを無事に回収する実験であるという。
打ち上げ時刻は当日3時15分頃で、JAXAの特設サイトでは種子島宇宙センターからの打ち上げの様子がライブ中継される予定。早朝だが、ファンには見逃せないイベントになりそうだ。