NEWS | プロダクト
2018.09.18 18:15
イギリスに本社を置く「Vertical Aerospace」は、完全電気式の垂直離着陸(eVTOL)航空機を製造する新興企業として操業を開始した。
毎年何十億人もの乗客が飛行機を利用しているが、世界中で、頻繁に運行され最も混雑している航空路線は短距離だという。しかし、技術の進歩が私たちの生活や仕事、旅行をさまざまに変えてきたにもかかわらず、私たちのフライトはこうした変化に応じた進化をいまだ遂げていない。
その結果、旅程は長くなり、インフラは逼迫し、空の旅が環境に与える影響も深刻になっている。世界の航空業界の中心地・ブリストルに誕生した同社は、この課題に取り組み、フライトに革命を起こす技術を開発するという。
そこで同社が提案するのがeVTOL航空機だ。飛行機での移動は時間がかかり、不便なものである必要はなく、周囲の環境に影響を与えることもない。都市間エアタクシーのサービスが確立されれば、家の近くから目的地まで直接飛行することも可能だ。電気式なので、二酸化炭素排出もない。
同社はすでに初号機を完成させており、以下動画で詳細を見ることができる。個人用でオンデマンド、二酸化炭素を低減した空の旅を実現するというミッションの第一歩。この事業がはたして成功するのか、今後の展開を期待したい。