メルセデス・ベンツは、既存のアイデアを超越した画期的な自動運転コンセプトカー「Vision URBANETIC」を発表した。これは、交通量を減らし、都市インフラへの負荷を緩和し、都会での生活の質の向上させることを目指すもの。

その驚くべき特徴は、シャーシーだけで電動で自走し、人が移動するのか、それとも荷物を運ぶのかという用途に応じて、シャーシーに乗せるボディごと交換ができること。ライドシェアする場合は定員12名の小型バスになり、またある時には最大10個のパレットが積載できるトラックにもなるのだ。

ネットワーク化、コンサートやイベントなどのローカル情報の評価、情報処理により、現在のニーズに対応するだけでなく、自己学習して将来のニーズ予測もできるシステムを想定。これにより、待ち時間や納期が短縮され、交通渋滞も回避されるそうだ。

もちろんこれはコンセプトカーなので実用化されるかどうかはわからないが、必要に応じてバスとトラックが荷台ごと交換可能という発想は、たしかにこれまでになかった斬新なアイデア。Vision URBANETICの公式サイトで詳細もぜひチェックしてほしい。

▲Mercedes-Benz Vision URBANETIC: Mobility for Urban Areas