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2018.09.12 16:54
KDDIは、2018年9月6日(木)に発生した北海道胆振東部地震を受けて、同社グループが所有する海底ケーブル敷設船「KDDIオーシャンリンク」を北海道・日高沖に停船させ、日本で初めて、船舶型基地局によるエリア復旧を図ることを発表した。
これは、被災地における通信設備への電力供給が不透明である状況をふまえたもので、これにより、地震の影響で陸上基地局が十分機能していない周辺地域においても、auユーザーが携帯電話サービスを利用できるようになるという。
また、被災地域への支援物資としては、Wi-Fiスポット、フィーチャーフォン及びスマートフォンの充電スポット、および飲料水・非常食等の救援物資を提供する予定。
この取り組みは、2011年の東日本大震災において、道路の寸断や光ケーブルの切断により陸路からの基地局復旧に困難を要した経験を活かしたものだそうだ。大災害があるたびに通信の大切さを実感することが多く、こうした取り組みは今後ますます重要になるだろう。