カールスバーグがビール缶を接着する新パッケージングを公開
プラスチック廃棄物を年間1200トン以上削減

デンマークのビールブランド「カールスバーグ(Carlsberg)」は、世界中でプラスチック廃棄物を年間1200トン以上削減する新しいパッケージングの導入を発表した。

これは、同社ビールの6本パックに使用するプラスチック包装に代わるもので、缶を接着させる先駆的な技術が使われている。ビール業界では世界初の試みで、従来のマルチパックで使用されるプラスチックを最大76%削減、削減量は6000万枚のビニール袋に相当するという。

開発に3年をかけた同方法にくわえて、リサイクル可能性を向上させるために有害物質などに関する基準「Cradle-to-Cradle Certified TM」シルバー認証の塗料をボトルラベルに使用したり、詰替ボトルに新コーティングを施すことで再利用可能回数を増やし環境負荷を低減したり、酸素を除去してより長くビールを新鮮な状態で味わえる新キャップを使用したり、と次なる展開も発表している。

さらに同社は、持続可能性の問題や、それが環境と天然資源に与える影響についてのWWFとの長期にわたる対話に加えて、デンマークの環境団体「Plastic Change」との戦略的パートナーシップを結び、持続可能性の計画実現を加速させる方針だ。End