「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代」開催
アジア各地の現代アート黎明期にフォーカス

▲ 左:ジム・スパンカット《ケン・デデス》 1975/1996年 ナショナル・ギャラリー・シンガポール蔵
右:ワサン・シッティケート《私の頭の上のブーツ》 1993年 作家蔵 撮影:マニット・スリワニチプーン

東京国立近代美術館では、「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代」が2018年10月10日(水)から12月24日(月・休)まで開催される。

本展は、かつてないスケールで、アジア各地の現代アートの黎明期である1960年代から1990年代のアジアのアートシーンに焦点をあて、10を超える国と地域から、激動の時代に生まれた挑戦的かつ実験的な約140点の作品を一堂に集め、その共通点と違いを発見しようとするもの。

▲張照堂《板橋》 1962年 作家蔵

▲FXハルソノ《くつろいだ鎖》 1975/1995年 ナショナル・ギャラリー・シンガポール蔵

時系列や国・地域の枠にとらわれず、テーマごとに分類した3章で構成。第1章では「美術」の表現方法が多様なメディアに拡張していく局面を、第2章では新しい芸術動向が展開した「都市」という舞台を、第3章では社会の変革につながる「集団」を形成するアートの力を考察する。アジアの多様な歴史とアートの変化をつなぐ、いくつもの視点が盛り込まれている。

なお、本展は、日本、韓国、シンガポールの国立美術館3館と国際交流基金アジアセンターによる5年に及ぶ共同プロジェクトの集大成として日本で開幕、その後、韓国とシンガポールに巡回する予定だ。End

アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代

会期
2018年10月10日(水)~12月24日(月・休)
休館日
月曜(12/24は開館)
開館時間
10:00~17:00(金・土曜は10:00~20:00)
*入館は閉館30分前まで
会場
東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
詳細
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/asia/