フランク・ゲーリーが設計するFacebookの新オフィスビル「MPK 21」
建設計画の最新情報が発表

▲By John Tenanes, VP Global Facilities and Real Estate

アメリカ・カリフォルニア州メンローパーク(Menlo Park)に本社を置くFacebookは、「MPK 21」と呼ばれる新オフィスの建設プロジェクトの最新情報を発表した。

この建築物は、「MPK20」に続き、フランク・ゲーリー(Frank Gehry)が設計。屋外にもオフィススペースを設置しており、「Town Square」は、40フィート(約12m)のレッドウッドに囲まれた緑があふれ雨風もしのげるスペース、「The Bowl」は、MPK 21とMPK 20をつなぐ階段状の中庭だ。

▲Town Square

屋内には、チーム間の協働に適したオープンなワークスペースや、集中した作業向けの静かなエリアが設けられている。建物の端から端まで1本の通路が通っており、5つのユニークなカフェテリア、Facebookの「Artist in Residence Program」による15作品のインスタレーション、最新のAV装置を備えた2,000人規模のイベント/ミーティングスペースが連なる。

▲The Bowl

また、MPK21は、環境への影響を減らし、従業員の健康を向上させる設計がなされている。遊歩道、様々な屋外エリアへのアクセス、開放的な階段、柔軟なワークステーションを活用することで、建物の内と外の活発な関係性が生まれる。

インフラとしては、水やエネルギー、廃棄物も削減するデザイン。再生水システムにより、MPK21から出た水を再利用したりろ過したりすることで、毎年約1700万ガロン(約6435万リットル)の水を節約できる。屋根には1.4MWの太陽光発電パネルを設置、毎年約200万kWhの電力を発電。さらに、鳥の衝突を防止する窓ガラスは、クリアな視界と自然な日光で日中の照明利用を低減させる。

設計の様子も下記動画で見ることができる。ぜひチェックしてほしい。End