ANAとJAXAが宇宙関連事業の立ち上げを目指すプログラム
「AVATAR X Program」を始動

▲AVATAR X Lab@OITA 全体イメージ

ANAホールディングス株式会社(ANA)と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、「AVATAR X Program」(アバターエックスプログラム)を始動させると2018年9月6日(木)に発表した。

本プロジェクトは、今後の宇宙関連市場の大幅な拡大を見据え、宇宙関連事業への参入を目指す企業・団体と、ANA・JAXAが連携し、ANAが構想している瞬間移動手段「AVATAR」を活用し、さまざまな宇宙関連事業の立ち上げを目指すプログラム。

現在、AVATARを活用して宇宙関連事業の事業化を目指している例として、「宇宙空間における建設事業」、「宇宙ステーションや宇宙ホテルなどの保守・運用事業」、「宇宙空間におけるエンターテインメント事業」の3事業が挙げられている。

目先のステップとしては、革新的な技術や知見を持つ新興スタートアップ企業や異業種企業を含め、産官学各方面よりコンソーシアム会員を広く募集し、事業計画・ロードマップの作成に着手していくようだ。

さらに、2019年からの事業会社化を視野に入れつつ、大分県内に建設する、月や火星の宇宙環境を模した技術実証フィールド「AVATAR X Lab@OITA(アバターエックスラボアット大分)」において、地上での技術の実証実験と事業性検証を行なう予定としている。

▲AVATAR X Lab@OITA シンボル・ビルディング

▲VATAR X Lab@OITA 月面環境模擬センター

▲AVATAR X Lab@OITA R&Dセンター

本プロジェクトを通じて誕生する最初の事業は何になるのか。実現までの取り組みの今後に期待だ。End

▲「AVATAR X」参加表明企業・団体