NEWS | プロダクト
2018.09.06 15:26
自動車メーカー・ジャガーは、認知心理学者チームの協力のもと、新技術に対して人間が抱く信頼感に、車の動きがどのように影響を与えるかについて、研究を進めている。
同社が開発したのは、「intelligent pod(インテリジェント・ポッド)」という自走車。以下の動画のように、コヴェントリー工場内に作られた街並みを自律的に走行する間、道路の横断を待っている歩行者の行動を解析する。
そして、この車には、「Future Mobility」部門の先端エンジニアチームが考案した愛らしい「目」がついており、歩行者を探し出すと(実際、歩行者を直接「見て」いるように見える)、彼らを認識し回避行動をとろうとしている、という合図をその目で歩行者に送る。
車が止まってくれるという十分な信頼感を歩行者に持ってもらえるかを調べるため、エンジニアたちは、この車が「アイコンタクト」をする前と後での歩行者の信頼レベルを記録している。実際、私たちも横断していいものかと、運転手の顔を見つめたりするのではないだろうか?
以前の調査では、63%の歩行者と自転車運転者が、自走車と道路を共有することがあまり安全ではないと感じているという。ジャガーは長期的な戦略目標を立て、自走車の安全性の向上を目指している。