Ars Electronica Festivalが2018年9月6日(木)から開催
今年度のテーマは「ERROR-the Art of Imperfection」

2018年9月6日(木)から9月10日(月)までの5日間、オーストリア・リンツにて「アルス・エレクトロニカ・フェスティバル(Ars Electronica Festival)」が開催される。

芸術・先端技術・文化の祭典で、メディアアートに関する世界的なイベントである本フェスティバルは、同市の12か所で行われ、500以上のイベント、1000人以上のアーティストが参加する。

今年度のテーマは「ERROR-the Art of Imperfection」で、「イノベーション」、「エラー」、「アート」、「サイエンス」、「音楽」という5つのサブテーマが設定されている。

▲redit: NTT / Ars Electronica Futurelab

「イノベーション」では、NTTがArs Electronica Futurelabとコラボして、地上ロボットやドローン、移動スクリーンを駆使した光による演出や情報伝達により、新たなスポーツ観戦体験の可能性を提案する「Swarm Arena」が披露される。

▲Credit: Mao Yamamoto

「アート」では、「CyberArts(サイバーアート)」展が開催され、2018年にPrix Ars Electronicaを受賞した多くのアーティストの作品が楽しめる。受賞者の一人である和田永が率いる「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」も参加する。

▲πTon / Cod.Act (CH), Credit: Samuel Carnavali

「エラー」に関しては、本フェスティバルを象徴するシンポジウムや展示が行われる。「Error」の語源はラテン語の「errō」。「誤り」だけでなく「さまよう」ことも意味している。人間の進歩にとって、「ERROR」は不要なことなのか、それとも必要なことなのか。会場をさまよいながら(wander)、思いをめぐらせてみる(wonder)のにふさわしい、多面的なテーマを掲げたイベントとなっている。End