NASAの火星探査機「InSight」が火星の内部を調査
エベレストの約3倍の標高「オリンポス山」誕生のプロセス解明へ

火星には、太陽系の中で最も高い山がいくつかあるとされる。なかでも「オリンポス山(Olympus Mons)」という火山の標高は、エベレストの約3倍もあるとされる。その外側には、巨大な三山を有する「タルシス高原(Tharsis plateau)」と呼ばれる地域が広がっている。

しかし、どのような地質プロセスで、火星の表面にこうした火山が作り出されたのだろうか? これは科学者たちの長年の疑問であった。

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NASAは火星探査機「InSight」の重要な任務として、ドイツ航空宇宙センター(DLR)と共同で、初めて火星の気温を測定。どのように熱が放出され、この地質を作り出しているのかを調査することにしている。

Insightは火星の内部構造を調査する初めてのミッションであり、内部から地表面に向かう熱伝導を測定するために、Heat Flow and Physical Properties Package(HP3)という装置を利用するという。

なお、同機は現在、火星に向けて航行中、到着はアメリカ東部時間の2018年11月26日(月)を予定している。End