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2018.08.30 14:53
ドイツの自動車部品メーカー・ボッシュ(Bosch)は、セミトレーラーの電動化を通じて、現在のセミトラックのエレクトロモビリティ化を進めている。2018年9月にドイツ・ハノーバーで開かれる自動車展示会「IAA Commercial Vehicles」にて、ボッシュはセミトレーラーに搭載できる電動車軸を展示する予定だ。
電気機器をセミトレーラーの車軸に搭載することで、これまでのように車軸をむだに回転させるのではなく、ブレーキ時に電気を発生させて、トレーラーの電源ユニットに供給することが目的となる。
冷凍車の場合、年間1万ユーロ(約130万円)ほど節約できるという。また、発生した電力を使用して冷却装置を稼動させると、年間で最大9,000リットルの軽油を節約できるとボッシュは試算している。
電動スタートおよび加速ブースト機能で追加燃料の節約ができ、CO2の排出量も削減。さらに、電気冷却ユニットの騒音がディーゼル式に比べてかなり少ないため、都市部の輸送においては、近隣の迷惑にならないことも利点だ。