NEWS | プロダクト
2018.08.29 17:01
イタリアのバイクメーカー・Piaggio Groupは、2018年8月に開催されたEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)で発表されたプログラムどおり、2018年9月にVespa Elettricaの生産を開始することを発表した。
世界で最も有名で愛されているスクーターのVespaの待望の電動仕様は、先進的なモビリティソリューションの設計、開発、生産の面で世界中の技術者を牽引する、イタリア・ピサ県のポンテデーラ工場で生産される。
Vespa Elettricaは、Piaggio Groupにとって、車両と運転者との間の新しい豊かな関係性へ向かう第一歩となるものだ。近い将来には、接近する人々や車両を認識し、潜在的な危険と機会を感知し、都市の交通インフラ設計の改善に役立つリアルタイム・マッピングと交通データを提供するなどの機能を備えるという。
さらには、運転者をも認識するのが次世代の車両。キーフォブなしでの個人識別、運転者の判断予測、路上での他の装置や車両との相互作用など、今日では想像できないようなパーソナライゼーションを可能にする。
Vespa Elettricaは2018年10月初旬には予約可能で、専用Webサイトでのオンライン予約のみとのこと。10月末から徐々に市場に出回り、11月には通常販売となる見込み。ヨーロッパを手始めに、2019年初頭からアメリカとアジアに販売拡大する予定だ。