NEWS | アート / 展覧会
2018.08.09 10:00
中国・北京にあるRed Brick Art Museumで2018年3月から開催されている芸術家オラファー・エリアソンの展覧会「Olafur Eliasson: The unspeakable openness of things」は、2018年8月12日(日)でその幕を閉じる。
本展は、エリアソンによる大規模な没入型インスタレーション、彫刻、紙作品で構成され、同館の8つの展示室、庭園、円型ホールで展開される大型の展覧会。各スペースでは、光、霧、影、水、幾何学、ゆらめきなどの自然現象で満たした環境が構築されている。
展覧会のタイトル「The unspeakable openness of things(言葉を超えた物事の開放性)」は、イギリスの環境哲学者ティモシー・モートン(Timothy Morton)が芸術について説明する際に使うフレーズであり、エリアソンの作風と強く共鳴するものだ。
エリアソンは、「芸術が言語の領域内とそれを超えどのように存在するのか」ということについて、「芸術作品の形が現れる以前に、はっきりと把握できない感覚がある。それが芸術のプロセスに流れ込み、完全には表現できないものとして完成作に残存している」と述べている。
Olafur Eliasson: The unspeakable openness of things
- 会期
- 2018年3月25日(日)~8月12日(日)
- 会場
- Red Brick Art Museum(中国・北京)
- 詳細
- http://www.redbrickartmuseum.com/en/exhibition/detail/3eacsA.html