水野学らトップクリエイターとの共創型レストラン「sio」
東京・代々木上原にオープン

東京・代々木上原のフレンチレストラン「Gris(グリ)」のシェフを務め絶大な人気を誇った鳥羽周作氏が、「Gris」の跡地に新レストランとなる「sio(シオ)」を2018年7月にオープンさせた。

この新しいレストランは、食事を提供するだけでなく、Restaurant3.0と題し、様々な改革計画を企てている。その一つが、働き方改革だ。

これまで料理界は、徒弟制度を前提としてきたため、ノウハウを学ばせる代わりに薄給を強いるという慣習が蔓延。若者の他業界への転身や人材不足が取り沙汰されてきた。

そこで「sio」では給与体系を一新。店の利益はスタッフの給料に還元し、オーナーシェフである鳥羽氏はメニュー開発やプロデュースなどのコンサルティング業務から収入を得るといった、飲食業界の新しいモデルケースにチャレンジしている。

もう一つが、トップクリエイターとの共創型のレストランである点だ。店舗にまつわるデザインは「sio」の趣旨に賛同したトップクリエイターが協力。

店舗ロゴはgood design companyの水野学氏、テーブルウェアは醤油差しから鉄道車輌までさまざまな領域にデザインを提供するPRODUCT DESIGN CENTERの鈴木啓太氏、店内の選曲は、音楽で空間の価値を変える”サウンド・ブランディング”の第一人者でもある沖野修也氏(Kyoto Jazz Massive/Kyoto Jazz Sextet)等、その他多くのクリエイターと一緒に創り上げている。

氏の新たな挑戦が成果を挙げられるのか? 料理はもちろん、その仕掛けにも注目だ。End

レストラン 「sio(シオ)」 店舗情報

所在地
東京都渋谷区上原1-35-3
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営業時間
18時〜24時(ランチ12時〜15時:土日祝のみ)
定休日
水曜定休 + 不定休
予約ページ
https://www.tablecheck.com/shops/sio/reserve/
詳細
http://sio-yoyogiuehara.com/