NEWS | 建築
2018.08.31 15:14
イタリアを代表する建築家レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)は、彼の故郷・ジェノヴァで2018年8月に起きた、高速道路の高架橋「モランディ橋」の崩落事故を受けて、新たな橋のデザイン案を寄贈することを申し出た。
"Further to the tragic collapse of the Morandi bridge, the Genoese institutions asked me to contribute. I will be happy to participate but it is clear that this is a collective work (…). For the city it will be a moment of great energy and an opportunity for reparation.”R.Piano
— RPBW (@RPBWARCHITECTS) 2018年8月29日
ピアノ氏はtwitterで、「『モランディ橋』の悲惨な崩壊から、ジェノバの機関から協力の依頼がありました。私たちは喜んで協力します。そしてこれが、個人の作品ではなく、共同作品となることは明白です。復興に向けて、偉大なエネルギーの瞬間と報復の機会になるでしょう。」と語っている。
1970年代のパリの「ポンピドー・センター」や2000年代のロンドンの超高層ビル「ザ・シャード(The Shard)」、熊本県の天草にある牛深ハイヤ大橋の設計で有名な80歳のピアノは、現在フランスに在住しているが、今でもジェノヴァ近郊にオフィスを構えている。
このプロジェクトは、リグーリア州知事のジョバンニ・トッティ(Giovanni Toti)とピアノの間で協議し、発表された。