北海道東川町に文化複合施設「せんとぴゅあII」がオープン
織田憲嗣が収集する椅子と日用品「織田コレクション」を披露

34年前に世界にも類を見ない「写真の町」宣言をし、文化によるまちづくりを行ってきた北海道東川町。これまでに町が育んできた文化を発信する場として、2018年7月7日(土)に「せんとぴゅあII」がオープンした。

これは、旧東川小学校を活用して、町立日本語学校、ギャラリーやコミュニティホールを展開する「せんとぴゅあI」に続くもので、同校の校庭西側にできあがった。

「せんとぴゅあII」では、図書スペース「ほんの森」を中心に、町の写真文化を紹介する「東川写真コレクション」、四季折々の雄大な自然美で知られる大雪山関連の資料を展示する「大雪山アーカイブス」を見ることができる。

さらに、家具デザイナーで椅子研究家の織田憲嗣氏が長年かけて収集した「織田コレクション」をはじめとした、世界的に優れたデザインの家具を発信する「家具デザインアーカイブス」も館内で楽しめる。

また、旭川家具をはじめとした名高い家具の産地である同町では「日本の未来を育むプロジェクト」の一環として、日本初のデザインミュージアムの実現も目指しているという。

独創的で新しいスタイルの文化複合施設を展開する東川町の継続的な取り組みに期待したい。End