建築事務所ヴァロード・エ・ピストルがパリ・北駅の再開発プロジェクトを担当
パリの玄関口を一新するデザイン

1980年創業のフランスの建築事務所ヴァロード・エ・ピストル(Valode et Pistre)は、パリ・北駅(Gare du Nord)の再開発プロジェクトにおいて、建築を担当することを発表した。

フランス国鉄(SNCF)の産業・商業を専門とする組織であるエスエヌセーエフ・モビリテ(SNCF Mobilités)は、パリ・北駅の大規模な再開発に向けて、デベロッパーとしてCEETRUSを2018年7月に選定。ヴァロード・エ・ピストルがこのプロジェクトで建築デザインを引き受けるようだ。

歴史のある北駅は、パリの主要駅のひとつ。シャルル・ド・ゴール空港とはRER・B線で直通しており、北フランスおよびロンドン、ブリュッセル、アムステルダム行きの列車が発着する、にぎやかな駅である。

しかし、メトロを含めてさまざまな線が交差しており、構内の見通しは悪く、雑然とした印象が否めない。くわえて、北駅周辺は治安的にあまり良いイメージがないのも事実。この計画で、パリの玄関口のイメージが一新されることは間違いない。End