NEWS | アート / 展覧会
2018.07.25 18:01
小田原文化財団は、2018年9月から2019年1月にかけて、現代美術作家・杉本博司による2つのプロジェクトがフランスで開催されることを発表した。
2018年9月19日(水)から9月25日(火)まで、パリ市立劇場にて「ディヴァイン・ダンス 三番叟」が開催される。
本作は、日本の古典ジャンルにおいて最も古い祝祷芸能のひとつである「三番叟」を、杉本氏の手により再構築したもので、時代とジャンルを超えた伝統芸能と現代美術の融合により、「拡張する古典」を具現化している。
狂言師の野村万作(人間国宝)、野村萬斎、野村裕基という親子三世代による「三番叟」と狂言の名作「月見座頭」が上演される。
2018年10月16日(火)~2019年1月20日(日)まで、ヴェルサイユ宮殿現代美術プロジェクトとして、杉本博司個展「SUGIMOTO VERSAILLES」(仮)が開催される。2008年より、ヴェルサイユ宮殿は年一回、国内外のアーティストによる展覧会を企画しており、本年度は杉本博司が招聘され、ヴェルサイユを象徴する場所のひとつであるトリアノン離宮を初めて使用し、アート、建築、ライブパフォーマンスで構成される展覧会を行う。
杉本は両プロジェクトに携わっており、彼自身の多岐にわたる活動を統合するようなイベントになりそうだ。