ドイツの建築事務所・gmpが手がけるツインタワーが完成
2020年までに人口が1100万人を超える中国・河南省の鄭州に

ドイツの建築事務所gmpは、手がける中国河南省の中心地・鄭州にツインタワーを完成させた。鄭州は黄河流域にあり、2020年までに人口が1100万人を超えると予想されている。

高さ284メートルのこの「グリーンランドタワー」は、周辺の他の高層の建物より一段と高く、遠くからも見えるので、まさに鄭州のアイデンティティをなす建物となっている。63階建てで、1棟の総床面積は232,000平方メートルに及ぶ。

タワーの平面は、建物の四角形のコアのまわりに風車のように配置されている。ファサードには開口が隠されており、全てのオフィスに自然の風が通る仕組みになっている。

また、この規模の高層建築には珍しく、屋外にはテラスが設けられ、そこで働く人々が鄭州の景観を楽しむことができる。上層階にはアトリウムも設置し、レストランやショップによる「スカイ・コマース」が繰り広げられることになるだろう。End