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2018.07.18 20:13
建築家の坂茂が代表を務めるボランティア団体、ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークは、このたびの平成30年7月豪雨災害への支援として、紙の避難所用間仕切りシステムの提供を開始した。
この間仕切りシステムは、紙管と布で誰でも簡単に組み立てられるもので、カーテン布の開閉により避難所でもプライバシーを確保することができる。2011年の東日本大震災では、50ヶ所の避難所に約1800ユニット(1ユニット=2m x 2m)、2016年の熊本地震では37ヶ所の避難所に約2000ユニットの間仕切りシステムを提供した。
2018年7月13日(金)、14日(土)には広島班と岡山班に分かれ、避難所の家族ごとのプライバシーを守る紙の間仕切りシステムの製作を開始した。岡山班は倉敷市真備町の避難所である薗小学校と、総社市の避難所総社市久代分館に設置した。広島班は呉市天応市民センターや安浦町まちづくりセンターなどにてデモンストレーションを行った。今後も活動を継続するという。
なお、被災地にひとつでも多くの間仕切りを設置するため、ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークではこの活動に対して広く支援を募っている。