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2018.07.11 16:32
ヨーロッパにおいて有望なハイテク分野のベンチャー企業を表彰するDigital Top 50 (DT50) Awards。2016年にマッキンゼーとロケット・インターネット、Googleの3社協賛により設立されたこの賞の二回目となる2018年度の受賞者が発表された。
B2C(顧客向けの製品およびサービス)、B2B(ビジネス向けの製品およびサービス)、Tech for Social Impact(社会的なインパクトをもつ製品およびサービス)の3つのカテゴリーのもと、5つの賞が選定。各賞の受賞者は以下の通り。
B2B スタートアップ:Dashmote(オランダ)
画像を市場におけるインサイトに変換するAIプラットフォーム。トレンドを特定し、製品開発とマーケティングの両方においてブランドパフォーマンスを向上させる。
・B2B スケールアップ:CornerJob(スペイン)
スマートフォン向けの求人プラットフォーム。位置情報を使用した仕事探しと、迅速かつシンプルな採用プロセスを求職者と雇用者に提供する。
・B2C スタートアップ:Kaia Health(ドイツ)
AIによる動作追跡技術を利用したスマートフォンアプリにより、臨床的に証明された腰痛治療を提供する。
・B2C スケールアップ:TWINO(ラトビア)
マーケットプレイス貸出を行う投資プラットフォーム。ロシアやカザフスタンなどの新興マーケットに向けたソーシャルレンディングを初めて導入した。
・Tech for Social Impact:Madaster(オランダ)
不動産分野において使用した建築資材をデータ化し追跡する「マテリアル・パスポート」を促進するための国際的なプラットフォーム。廃棄物を抑え、消費資材を削減し、資材の再利用を促進する。
AIやプラットフォームなど情報産業におけるポイントとなる要素は共通しつつも、それぞれのお国柄が背景に透けて見えるラインアップとなっているのが印象的だ。