Light+Building 2018 レポート
EU市場に向けた独自のプレゼンテーション ——トキ・コーポレーション

▲光源や照明の周辺機器など、世界中のメーカーが集まるhall.4.2に出展したトキスター。

国内とアメリカ市場で多くの実績を持つトキ・コーポレーション株式会社のブランドTOKISTAR (トキスター)。ライン照明メーカーとしては国内トップクラスの認知度を誇る同社によるヨーロッパ市場への初めての発信です。今回はアメリカ法人、TOKISTAR LIGHTING, INCとの共同出展です。

▲イグゼビタは、国内では商業施設などから根強い人気がある。

トキスターの主力製品であるイグゼビタシリーズ。色温度(光の色味の単位)が白熱球のように温かみのあるLEDを採用しています。欧米のライフスタイルに調和しやすい製品をプレゼンテーションすることに力を入れています。

▲マイクロスポットは貴金属や美術品などのショーケースの演出で活躍する。

そして、トキスターの開発力の強みである極小でコンパクトな演出照明。ライン照明と同等の性能が期待されるマイクロスポットライトやマイクロトラックライトについて、「他の照明メーカーが、開発していないものに挑戦していきます。そして、建築や商業施設に向けた新しい照明の市場をつくっていきたい」とトキスター事業本部の井上氏は話します。

▲「BioMetal」は電気を流すと筋肉のように動く駆動装置。トキ・コーポレーションの登録商標。

今回の特に注目した「BioMetal」の展示は、実験的な要素が大きいのですが、新しい分野へ挑戦していくトキスターの姿勢の現れでもあります。

安定した人気を誇る既存製品と挑戦的な新製品によって、ヨーロッパ市場へアプローチしていくトキ・コーポレーション。今後の展開に注目です。End

取材協力 : トキ・コーポレーション株式会社
http://www.toki.co.jp/tokistar/