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2018.07.09 10:41
アメリカのスーパーマーケットチェーン大手「クローガー(Kroger)」は、今秋、無人デリバリーカー・サービスの試験を実施する計画を発表した。これは、カリフォルニア州マウンテンビューに本社のあるロボティクス企業「ニューロ(Nuro)」との提携により実現するもの。
ニューロの無人デリバリーカーは、クローガーの商品輸送に特化した設計で、前後2つのコンパートメントからなる。車両が到着すると、利用者は付与されたアクセス・コードでドアを開けることができる。
「クローガーという馴染みのあるブランドと提携した、安全、確実、手ごろなサービスは、日常生活においてロボット工学の恩恵を加速させるという当社ミッションの強力な第一歩となるのです」と、ニューロの共同設立者デイブ・ファーガソン(Dave Ferguson)は述べている。「無人デリバリーはローカルコマースにとって画期的なものです。クローガーとともにこの新しいデリバリーサービスをテストし、食料品の買い物客に新たなレベルの利便性と価値をもたらすことを期待しています」。
クローガーの注文システムとニューロの実用化というこの革新的な連携により、顧客は即日配達のオーダーが可能となるという。まだ実験段階だが、新時代の買い物が現実になる日もそう遠くないのかもしれない。