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2018.07.04 16:39
ローカルの一次産業のデザインを長年てがけ、 考え方そのものを変えるところからデザインし、マイナスをプラスに転換してあたらしい価値を生み出してきた高知県在住のデザイナー梅原真の新著「おいしいデ」が2018年6月末に羽鳥書店より刊行された。
デザインワークを初めて収めた2010年刊行の前著「ニッポンの風景をつくりなおせ── 一次産業×デザイン=風景」の続編にあたる本書では、とりわけ「おいしい」デザインに特化して26の仕事をオールカラーで紹介。瀬戸内の島で一家総出の手作業で加工されたいりこ、口蹄疫で打撃をうけた養豚場の手塩にかけた加工品、有機飼料と広い飼育環境にこだわった鶏の卵、老舗和菓子屋の新たな試みを後押しする最新の仕事など、「デザインは問題解決ソフト」、「デザイナーとは問題解決人」と言い切る梅原が、海から山へ、里から街へと奔走し、絶体絶命の淵にいる生産者の志に応えていく。
絶妙な語り口で書き下ろされた本書は、地域再生のヒントもたくさんつまったデザイン書となっている。
また、刊行を記念して、青山ブックセンター本店にて、地域に根差した商品開発と販売に取り組む四万十ドラマの畦地履正との対談トークイベントも開催される(要予約)。
おいしいデ
- 発売
- 2018年6月末
- 著者
- 梅原真
- 詳細
- http://www.hatorishoten.co.jp/items/12014680
- 日時
- 2018年7月22日(日) 14:00~15:30(開場 13:30~)
- 会場
- 青山ブックセンター本店内・大教室(東京都渋谷区)
- 詳細
- http://www.aoyamabc.jp/event/desperate/