NEWS | アート / 展覧会
2018.07.03 15:09
オランダ生まれのプロダクト&インテリアデザイナーでアートディレクターのマルセル・ワンダース(Marcel Wanders)は、2015年春の開館に際して制作されたサイトスペシフィックなインスタレーション「ユーラシアン・ガーデン・スピリット」に続き、大分県立美術館(OPAM)で2度目の展覧会を2018年6月15日(金)から7月22日(日)まで開催している。
本展は、「おおいた大茶会」の一環として、開館当初より親しまれているアトリウム展示を手がけたワンダース、須藤玲子、ミヤケマイによるインスタレーションに特化したもの。
過去27年間のワンダースの仕事のなかから、国際的なブランドとコラボレーションした商品や、最新の映像作品を紹介し、訪れる人々を魔法の旅へと誘ってくれる。
楽しいサーカスの世界とキッチンツールを組み合わせた、イマジネーション豊かなイタリアの食器メーカー・アレッシィの「サーカス」(2016)、日本の化粧品メーカー・コーセーに提案した「コスメデコルテAQ MW」のパッケージ(2010~)と限定フェイスパウダーコンパクト(2011~)のデザイン、ワンダースの内に秘めた哀愁漂う儚いファンタジーをダイナミックな仮想空間として視覚化した映像作品「Virtual Interiors」(2013~)などが揃った。
マルセル・ワンダースの予想外で驚くべき世界では、注目に値するストリーテリング、感情的なつながり、文化的な革新が見られることだろう。
「アート&デザインの大茶会」展
- 会期
- 2018年6月15日(金)~7月22日(日)
- 開館時間
- 10:00~19:00
※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで) - 会場
- 大分県立美術館 1階 展示室A
- 詳細
- http://www.opam.jp/exhibitions/detail/328