▲Copyrights : Prosper Assouline

2017年に逝去したチュニジア出身のファッションデザイナー アズディン・アライアによって生前設立されたアズディン・アライア・アソシエーションは、パリにて2018年7月2日（月）から2019年1月6日（日）の期間中、回顧展「THE SECRET ALCHEMY OF A COLLECTION」を開催する。

本展では、世紀のクチュリエとして名を残したアズディン・アライアが、マダム・ポンパドールの真の女性の自由像を、彼自身の持つ情熱を持って表現した1992年のコレクションより40作品を展示する。

▲Copyrights : Prosper Assouline

アライアが1987年に構えた新アトリエで発見したのは壁一面のフレスコ画。そこに描かれた少女は、のちにルイ15世の寵愛を受けたマダム・ポンパドールであった。彼女がヴェルサイユ宮殿へのぼるためにそこで数々のアートを学んだことを知り、彼女の存在はアライアの想像力に新たな息を吹き込んだという。

本展は、プロスペル・アスリーヌが今年出版した著作「Alaïa, Livre de Collection: The Secret Alchemy of a Fashion Show」と関連している。1991年にアライアの作業スタジオの強烈な雰囲気に魅了され、執筆が開始されたこの本は、アライアの創造性に満ちた感性と、1992年のアライアのコレクションの素晴らしさを反映したものとなっている。