NEWS | アート / 展覧会
2018.06.27 18:19
東京・青山のスパイラルガーデンでは、若手女性アーティストを中心に紹介する展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」を2018年7月19日(木)から8月5日(日)まで開催する。第2回目のテーマは「まつり、まつる」。
産業を取り巻く構造が変化し、土地や慣習に暮らしが縛られない現在。アーティストたちは、祭礼や偶像崇拝、文様などに向き合い、場と時と人々を独自の手法でつなぎ直そうと試みている。AIやIoTなど便利さが優先される時代に、あえて不合理な営みを取り入れ、共感や興奮、畏怖、時に反発などの感情を生み出す「まつり」は、新たな共同体の維持装置になりえるのか。
本展では、フィールドワークやリサーチに基づき、メディアアートや彫刻、写真、陶磁器など、それぞれの技法で作品を制作する、市原えつこ、久保寛子、スクリプカリウ落合安奈、桝本佳子の4組を紹介。足元にある文化を紐解き、歴史と対話しながらも、既存の枠組みにとらわれない発想と柔軟な切り口から生まれる作品の数々の先に、現代社会における「まつり」の可能性が広がっていくだろう。
若手女性作家グループ展シリーズ Ascending Art Annual Vol.2
「まつり、まつる」
- 会期
- 2018年7月19日(木)~8月5日(日) 11:00~20:00 会期中無休
- 会場
- スパイラルガーデン(スパイラル1F)
- 詳細
- http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2677.html