建築家・伊東豊雄氏による会場構成
「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」展
東京都庭園美術館にて開催

▲ウルフ作(メイナク)《ジャガー》 ⓒ BEĨ collection/ by Andreas Heininger

東京都庭園美術館では、2018年6月30日(土)から9月17日(月・祝)まで、ブラジル北部のアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民が作る一木造りの椅子を集めた、世界でも類を見ない「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」展が開催される。

動物のフォルムや機能的なフォルム、そして独特な幾何学模様で、ユニークな造形作品として知られるブラジル先住民の椅子。これは元々、日常生活の中で使用したり、シャーマンによる儀式や結婚式等の特別な機会に用いるなど、生活や伝統、独自の神話と深く結びついており、コミュニティ内の文化的・社会的なシンボルでもあったという。

本展は、サンパウロに拠点を持つ美術・建築関連のベイ出版が所有するベイ・コレクションから約90点を取り上げ、先住民独自の感性から生まれた造形に、人間の豊かな想像力の発露を読み取ろうとするものである。

▲カマルヘ作(メイナク)《サル》 ⓒ BEĨ collection/ by Andreas Heininger

▲制作者未詳(アスリニ・ド・シングー)《イス》 ⓒ BEĨ collection/ by Andreas Heininger

会場構成は建築家の伊東豊雄氏が担当。夏休み期間にはサマーナイトミュージアムも開催され、夜の雰囲気の中で美術館を楽しむことができる。End

ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力

会期
2018年6月30日(土)~9月17日(月・祝)
開館時間
10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※7月20日~8月31日までの毎週金曜日は夜21:00まで開館(入館は20:30まで)
休館日
第2・第4水曜日(7月11日、7月25日、8月8日、8月22日、9月12日)
会場
東京都庭園美術館 本館+新館ギャラリー1
詳細
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/180630-0917_benchesofthebrazilian.html