建替えのため2015年より休業している「とらや 赤坂店」が、2018年10月1日（月・寅の日）にリニューアルオープンする。

東京オリンピックが開催された1964年に建設された地上9階建てのビルは、和菓子屋として必要な要素に特化した地上4階の低層の建物に生まれ変わり、経営理念である「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」店づくりをさらに追求していく。

店舗設計は「とらや 東京ミッドタウン店」「とらや 京都一条店」「TORAYA TOKYO」等、2006 年よりとらやの店づくりを手がける内藤廣が担当。内装には吉野の檜を使用し、一部の壁面は黒漆喰で仕上げた。自然光を採り入れた明るい店内とするため、外観はガラス張りとし、屋根にはシンプルさと強さとを兼ね備えたチタンが使用される。

1階、2階の広々とした売り場のほか、3階には製造の様子をガラス越しに見ることのできる「御用場」と喫茶「虎屋菓寮」も設けられる予定。さらに地下1階のギャラリーでは、和菓子や日本文化を発信する企画展やイベントも開催予定だ。