NEWS | 展覧会
2018.06.06 17:27
東京オペラシティアートギャラリーで、2018年7月14日(土)から9月24日(月)まで、今年没後30年を迎えるイサム・ノグチ(1904-1988)の展覧会「イサム・ノグチ -彫刻から身体・庭へ-」が開催される。ノグチは、日本人の父親とアメリカ人の母親を持ち、世界文化を横断しながら、彫刻をはじめ、舞台や家具、照明器具「あかり」のデザイン、陶芸、庭、ランドスケープ・デザインまで、幅広い活動を行った20世紀を代表する芸術家だ。
本展では、彼の活動を多方面から紹介。特に、ノグチが抽象彫刻の分野でも常に「身体」を意識し続けたことや、その意識が子どもの遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、彼の言う「空間の彫刻」=庭園への情熱へと拡大していくことに着目。
若きノグチが北京で描いた毛筆による身体ドローイングをはじめ、マーサ・グラハムとコラボレーションした舞台関連作品、日本で制作された陶作品や光の彫刻「AKARI」のデザイン、庭園やランドスケープに関わる模型・資料・動画、そして晩年の峻厳な石の彫刻まで、ノグチが世界各地で手掛けた作品を通して、「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざした彼の活動の全容を明らかにする試みだ。
イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─
Isamu Noguchi: from sculpture to body and garden
- 期間
- 2018年7月14日(土)~ 9月24日(月)
- 会場
- 東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1・2)
- 開館時間
- 11:00~19:00 (金・土 11:00~20:00)最終入場は閉館30分前まで
- 休館日
- 月曜日(但し祝日の場合翌火曜日)、8月5日(日)全館休館日
- 入場料
- 一般 1,400円(団体1,200円)、大学・高校生 1,000円(団体800円)、中学生以下無料