NEWS | 展覧会
2018.05.11 12:15
オーストラリア・シドニーにあるアートセンター「Carriageworks(キャリエッジワークス)」で、2018年7月5日から29日の間、電子音楽家・池田亮司による大規模なオーディオビジュアルインスタレーション作品「micro|macro」が展示される。
当作品は、芸術と量子物理学の要素をビジュアル化した臨場感のあるインスタレーションとなっており、人間のスケールを微視的かつ観察不可能にする方法として、プランクスケール(原子より小さい最小構成単位)を利用している。われわれが生きる宇宙の中で、現在観測可能なものの限界、知ることができるものの限界を可視化するプロジェクトだ。
展示される作品は「micro」と「macro」の二点。前者は、172.8平方メートルの展示スペースを使い、床面に人間のスケールが10~35メートルになる通常の自然空間の20分の1近い極小の世界をビジュアライズ。後者は、高さ10メートルを超える壁面に、人間の尺度から宇宙学的スケールにスキャンした世界をプロジェクションする作品となっている。
かなり大規模な展示となるため、貴重な機会となるはずだ。
池田亮司 「micro|macro」展 @ Carriageworks
- 会期
- 2018年7月5日(木)~7月29日(金)
- 会場
- Carriageworks(キャリエッジワークス)
245 Wilson St, Eveleigh NSW 2015 オーストラリア
Googleマップでみる> - 詳細
- http://carriageworks.com.au/events/ryoji-ikeda-micro-macro/