子ども、そして大人も、楽しく、真剣に
「ボクのワタシのこいのぼりをつくろう!」ワークショップ

©TANKA

アクシスでは、去る5月3日と4日の両日、オリジナルのこいのぼりをつくるワークショップ「ボクのワタシのこいのぼりをつくろう!」を開催しました。これは、国立新美術館で開催中の「こいのぼりなう!」展との連動イベントのひとつ。つくり方を指導いただいたのは、世界各地でこいのぼりワークショップを開催しているKOINOBORIprojectの高松太一郎さんたちのチームです。

KOINOBORIprojectは、世界でひとつのこいのぼりをつくる体験が子どもたちの良い思い出となり、彼ら・彼女らが健やかに育つ糧、そして未来を形づくる力となればという想いとともに世界各地で活動しています。それは高松さん自身が、東日本大震災の被災地支援活動を通して出会った多くの人々との交流から抱いた強い想いでもあります。

ワークショップでは、多くの子どもたち、さらには大人までもが、絵具やクレヨン、さまざまなデザインの布の端切れを使って、自分だけのこいのぼりづくりに挑戦。笑顔の中にも時折真剣な眼差しがのぞく、楽しく、創造性に溢れた時間が過ぎていきました。

▲全長90cm、生成り一色の筒状の布が、絵具やクレヨンでペイントすることで色彩豊かなこいのぼりへと変身していきます。©TANKA

▲筆のタッチや描写を考えたり、子どもたちの表情は真剣そのもの。©TANKA

▲テキスタイルデザイナー須藤玲子さんによる、色も柄も手ざわりも異なるさまざまな生地(ハギレ)。©TANKA

▲切って、丸めて、ひだをつくってと、生地(ハギレ)を自由に組み合わせて張り付けることで、ステキな布を纏ったおしゃれなこいのぼりへと仕上げていきます。©TANKA

▲最後に口となる部分にワイヤーをはめ込み、たこ糸をつけて、ついに自分だけのこいのぼりが完成。©TANKA

▲大人の皆さんも真剣。力作が仕上がります。海外からのお客様は美しい布に感動されていました。©TANKA

▲会場につるされている色とりどりのこいのぼりたちは、KOINOBORIprojectによる世界各国でのワークショップにおいて、子どもたちがつくったもの。©TANKA

▲最後には、完成したこいのぼりとともに記念撮影。©TANKA

本ワークショップでつくられた、こいのぼりの一部はこの後イタリアやドイツへと渡り、現地の人達がつくる作品と共に掲揚され、帰国します。2020年の東京オリンピック開催期間には、東京都内各所で世界の人々のこいのぼりが空を舞う姿を見られるかもしれません。

アクシスでは、「こいのぼりなう!」展の連動イベントとして、5月19日(土)に、「こいのぼりなう!」展の参加アーティストで、アクシスビル地下1階のショップ「NUNO」のテキスタイルデザイナー、須藤玲子さんによるトークイベントを開催します。詳細およびお申し込みはこちらから。End

▲アクシスビルの中庭には、世界各国の子どもたちによるこいのぼりたちが元気に泳いでいます(5月20日まで)。 ©TANKA