佐藤雅彦氏による企画展「My first me」展
ミラノサローネ2018会期中にISSEY MIYAKE/MILAN にて開催

「一枚の布」というコンセプトによる国籍や国境の概念を超えた衣服から、その多岐にわたるクリエイションにおいて常に新しい可能性を追求する ISSEY MIYAKE。2017年、ミラノにイタリア初のショップ拠点を設け、デザインを通してものづくりの発見や楽しさを発信している。

そんなISSEY MIYAKEが2018年4月17日から4月22日まで行われるミラノ・サローネにて、ショップ内の展示エリアにて佐藤雅彦氏のディレクションによる企画展「My first me」展 – 自分にとっての初めての自分 – を開催する。

会場となるのは2017年3月にオープンしたISSEY MIYAKEにとってイタリア初の旗艦店でもあるISSEY MIYAKE/MILAN。店舗は19世紀の歴史的邸館を修復させて、新しく生まれ変わらせたもの。総面積約 500 ㎡にも及ぶ空間のデザインは、吉岡徳仁氏が手掛けたものだ。

▲ISSEY MIYAKE / MILAN

ピタゴラスイッチ」や「2355」など、映像を中心に幅広い領域で活躍している佐藤氏は、その表現活動の中で「人間にとっての新しい表象」を探りながら、意識の中に介在する無意識を誰もが体験できるような提案をしている。

本展は、佐藤氏の最新の著書でもある「新しい分かり方」を源流とする、「味わったことのない気持ち」を生む体験型の作品と、さまざまな映像作品で構成される予定。客観的な視点から「初めての自分」を知る作品の体験を通じ、あらためて、国や人種を超えたクリエイションとその喜びの本質を伝える試みとなっている。

▲展示予定の作品「指紋の池」

国内で体験できないのが残念だが、本年度のミラノサローネにおいて注目の展示となることは必至だろう。End

佐藤雅彦ディレクション「My first me」展
-自分にとっての初めての自分-

会期
2018年4月17日(火)〜4月22日(日) ミラノサローネ2018会期中
会場
ISSEY MIYAKE / MILAN
Via Bagutta 12, 20121 Milan
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