これからの住まいと暮らしを提唱する大阪発の国際見本市「LIVING & DESIGN」は2009年からスタートし、今年で9年目を迎える。今年は10月11日（水）〜13日（金）の3日間にわたり開催される。これまでも出展者×来場者、出展者×出展者のつながりによる商談成立の高さを核に、住空間・リノベーション・インテリア産業の拡大の一翼を担ってきた。

2017年は「MATCHING－つながる、新たな可能性－」をテーマに変容する住まいのあり方や人やものとのつながりに注目。アクシス編集部では開催に先駆けて注目の出展企業に取材。今回取り上げるのは、インテリアに馴染む美しい消火器、SAVIORE（台湾）だ。日本でのPRを手がけるステンレス工房プロの尾川さんに話を伺った。

▲「SAVIORE」マグネットを内蔵し、磁石が反応する壁面などにくっつけて収納することも可能。

ーー今までにない消火器「SAVIORE」の特徴を教えてください。

台湾のインテリア・デザインブランド ZINIZ が発表したこの消火器は、まず従来の消火器の常識を覆す美しいデザインが特徴です。消火器といえば防災訓練などで手にしたことのある人も多いかと思いますが、とにかく重く、作動時にコントロールするのも大変ですよね。SAVIOREは軽くて持ちやすいので女性や子どもでも扱いが容易です。どれだけ使いやすいかは動画で見ていただくとわかりやすいと思います。

▲SAVIORE Really work

今までの消火器は操作もやや複雑で、大変目立つことからインテリアにこだわる人にとってどこにでも設置できるものではありませんでした。SAVIOREならコンパクトで美しいタンブラーのようにインテリアに馴染みます。スプレータイプで操作性もシンプルなのでいざというときに誰でも対応できて機能的です。

今年7月のギフテックスに出展した際には大変好評で、多くの方々に興味を持って頂きました。

ーー今回は初めての「LIVING & DESIGN」出展ですが、決め手は何でしたか。

昨年のLIVING & DESIGNに来場しているので、雰囲気の良さはわかっていました。SAVIOREの場合、ギフトショーのような商品数の多い展示会では埋もれてしまう恐れがありますが、LIVING & DESIGNは規模もちょうど良く、じっくり見ていただけます。

SAVIOREはインテリアとの親和性が高いのでハウスメーカーの方々にも広く知ってもらいたいと思っているのですが、建築・インテリア関係者の来場が多い本展示会はカテゴリーもぴったりでした。

ーーハウスメーカー以外だとどういった方々に手にとってもらいたいですか？

厨房機器（ガス器具）メーカーですね。私が代表を務めるステンレス工房プロも本業はステンレス加工業で、厨房機器の製造を行っています。販売しているガス機器の付属品として機器にSAVIOREを組み込みセットで販売できれば、設置場所を取ることもなく、有事の際にも取り出しやすいのではと考えています。

また、SAVIOREに使用されているバブル消火薬剤は人体無害なので、キッチン（厨房）で使用しても問題ない点でも優れています。通常の消化器では噴射の際に周りが台無しになってしまいますが、その恐れもない。新築祝いなどの新定番にもふさわしいのではないでしょうか。

ーーギフトにも喜ばれる美しさですね。最後にLIVING & DESIGN 2017への来場者の方々にメッセージをお願いします。

何よりもまずはインテリアへのこだわりを持つ方々にSAVIOREの美しさと機能性を知ってほしいですね。出展ブースで実際に触れることもできます。

今日からはじまる「LIVING & DESIGN 2017」でぜひ多くの方々に体験していただきたいです。ありがとうございました。（インタビュー・文／編集部・松渕彩子）