▲フランシスコ・ゴメス・パズのデザインによる「 Mesh」。
1978年創業のイタリアのメーカー、LUCEPLAN(ルーチェプラン)。アルテルーチェのジーノ・サルファッテイの下で経験を積んだ、リカルド・サルファッティら3人の建築家よって設立された同社は、プロダクト単体としてではなく、空間の視点から製品開発をすることで、評価の高いメーカーです。
▲「Amisol」
ダニエル・リバッケンがデザインした新製品「Amisol」は、LED 50Wというハイパワーなスペックで、その光源部分はミニマルな設計。2つの支持ワイヤーで繋がれたディスクの内側に光が反射し、空間に柔らかく広がっていきます。ワイヤーの位置や長さは調整可能で、さまざまな状況にあった使い方ができます。
▲「Ivy」
同じく新製品の「Ivy 」は、フランシス・ゴメス・パズのデザイン。新しい間接照明の提案です。
300×300 mmの基盤に28WのLED光源をはじめ、すべての照明機能を搭載したオリジナルのユニットで、2700kの色温度が落ち着きのある空間を演出します。
ランプシェードの組み合わせは、れんが塀の蔦がデザインイメージで、ポエティックでありながら精巧に設計されたもの。技術の高さを感じます。
▲ダニエル・リバッケンのデザインによる新製品「Compendium(circle)」
今回、ルーチェプランでは新製品の他に定番ラインのバリエーションを追加、商業スペースから住空間まで、広く対応可能な製品を開発し、そのどれもが流行を意識しない一貫したデザインフィロソフィに基づいてつくられています。電源部品やLEDシステムが進化していけば製品に反映させ、同時に定番品へのメンテナンス対応も継続。照明の市場で着実に実績を生み続けるための理念を感じました。