AXIS掲載の、ヤマハとヤマハ発動機によるシリーズ広告。そのコンセプトを紹介するこの連載。第10回はAXIS179号より、コンセプトは「Momentary contrast」です。
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第10回のコンセプトは「Momentary contrast」
東京モーターショーの開幕を控えた東京ビックサイト。ヤマハ発動機も他のブランドに交じって自社ブースの仕上げに入っていた。お客様が見ることのない設営シーンでは、独特な空気が周囲を支配する。オープン時に開放するであろうエネルギーをじわじわ溜め込む什器や設えは混沌の中にあり、一方で、すでに完成している製品やコンセプトモデルは宝石のごとき光を放つ。その刹那的なコントラストは、青白い2つのコンセプトモデルに宿るピュアさをさらに増幅させている。
2015年、ヤマハ発動機のモーターショーブースでは、さまざまなコンセプトモデルが発表された。その中の1つ、エレクトリック・オンロードスポーツ「PES2」は白いボディとブルーのアクセントで、クリーンかつサイレントな世界観を表現。それに呼応し、ヤマハのサイレントチェロ™「SVC-210」も同様のカラーで装い、両ヤマハのダイバーシティと感性の相互作用をアピールした。
エレクトリック・オンロードスポーツ「PES2」
電動ならではの特性に加え、既存のモーターサイクルファンにも違和感のない操作感とパッションを感じさせる、新感覚の走りを実現したEV二輪のコンセプトモデル。前輪にモーターを装着した2WDを採用し、タイヤの接地感を高めながら、駆動力を無駄なく路面に伝え、EVスポーツとして未体験のパフォーマンスを追求した。
http://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/event/2015tokyomotorshow/sp/exhibitionmodels/pes2/
サイレントチェロ™「SVC-210(モーターショー用特別仕様)」
チェロの演奏感はそのままに、共鳴胴を省き、音量や音のエネルギーを大幅に抑え、優れた静粛性を実現。伸縮・取り外し可能な部分をたためば、いっそうコンパクトになり、いつでもどこでもチェロ演奏が愉しめる。今回の特別仕様はPES2と同様のカラー・仕上げを施し、製品とは異なる硬質感とクールな表情で新たな魅力を放つことに成功した。
http://www.yamaha.co.jp/design/tms2015/。
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