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廣村正彰 著『デザインからデザインまで』

『デザインからデザインまで』

廣村正彰 著(ADP 3,800円+税)

グラフィックデザイナー廣村正彰さんの最新作品集が完成した。前作『デザインのできること。デザインのすべきこと。』(ADP刊)から8年。本書のタイトルは今年1月、故郷の愛知県安城の市民ギャラリーで開催した個展と同名だ。

主に2007年以降のロゴ、サイン計画、ブランディングなどのプロジェクトを掲載するとともに、「いつも、を疑う」「見えないものを見えるように」「っぽい、感じ」「秩序を誘う」「デザインのスピード」「陰に潜む」「おさまりで、納まる」といったエッセイとインタビューが添えられている。

金沢21世紀美術館では映像インスタレーション展「廣村正彰『金沢でJunglin’』おぼろげ」(2016年5月8日まで)がスタート。日常に潜むものからすくい上げる視点が、数々のプロジェクトとどこかでつながっているように感じられる作品集だ。

並製、189×257mm、255ページ。