NEWS | デザイン誌「AXIS」
2015.07.22 17:38
現在発売中のAXIS176号の特集は「デザインスタートアップの未来冒険」。社会の硬直したシステムにイノベーションをもたらそうとするスタートアップだからこそ、テクノロジーやデザインにおける新たな発想とスピード感が求められるはず。デザイン関連スタートアップとベンチャーキャピタルへの取材を通して、起業するデザイナーに求められるものとは何か?を問いつつ、今後のデザインビジネスのあり方と可能性を探っていきます。
「大きな夢と小さな夢」
クライナー・パーキンス・コーフィールド&バイヤーズ
ジョン前田&ジャッキー・シュー インタビュー
2013年ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)の学長からベンチャーキャピタル会社、クライナー・パーキンス・コーフィールド&バイヤーズ(KPCB)のデザインパートナーへと転身を遂げたジョン前田氏。全くの畑違いの分野と思われる両者だが、そこに共通するのはいかに人材を育てていくかということ。デザインの観点からどのようにスタートアップを育てていくのか、同僚のジャッキー・シュー氏とともに話を聞いた。
インキュベーターとアクセラレーターは今、デザイナーの支援をこう考えている
スタートアップを資金とビジネスノウハウの両面で支援するインキュベーター/アクセラレーターは、実際には1980年代頃から存在していたが、特に日本で話題に上るようになったのはここ数年のこと。こうした流れのなかで、デザインがテクノロジーやファッションなどと結びつくことで、新たなアイデアやビジネスモデルを生み出すようになり、それらを主な投資対象とするインキュベーターやアクセラレーターが現れてきている。
デザイナーはいかに起業したのか?
自らの発想や企画を製品化し独自のビジネスを展開することは、デザインに携わる者にとっての1つの憧れである。その想いが頂点に達したとき、デザイナーは起業の道を選び、持てる力を世に問うために現実との戦いに挑んでいく。ここではふたりのデザイナーにして起業家が、自らのアイデアをかたちにすべくいかに奮闘したかを紹介する。
「そこに想いはあるか?」
アーキタイプ 代表取締役 中嶋 淳氏 インタビュー
IT分野を中心に革新的な技術やノウハウを持つスタートップを育成支援してきたアーキタイプ。世の中を変えたいという想いから生まれた彼らのアイデア、すなわち「アーキタイプ(=原型)」をいかに育てていくのか。同社代表取締役の中嶋 淳氏に聞いた。
真のイノベーションは既存のゲームを変える
英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの「イノベーションRCA」
今年、創設10年目を迎えた英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの「イノベーションRCA」。「イノベーションとは何か」という問いに対し、小誌158号のインタビューでポール・トンプソン学長が「真のイノベーションは既存のゲームを変える!」と語ったことが印象的だった。イノベーションRCAは、学生と卒業生のビジネスをサポートし、インキュベーションに関わるサービスを提供する部署。これまで44人の卒業生による24の新規事業を誕生させている。そのなかには数々のデザイン賞を受賞した音楽キーボードの「シーボード」も含まれる。イノベーションRCAのディレクターと4人の起業家に話を聞いた。
「スタートアップは日々考えを前に進めていく」
イヴ・ベアール インタビュー
毎年、数件のスタートアップとのプロジェクトを実行に移し、そのいくつかには共同創業者としても関わってきたフューズ・プロジェクトのイヴ・ベアール。デザイナー、そしてデザイン会社の経営者として、スタートアップと協働することの意義とは?
AXISは全国書店ほか、下記からも購入いただけます。
fujisan.co.jp →こちらは定期購読も受付中(最大16% OFF)
Amazon.co.jp
「AXIS」のデジタル版は「Zinio」「マガストア」「Fujisan.co.jp」、アップルの「Newsstand」からご購入いただけます。年間購読の場合はさらにお得です。
ジニオではこちらから記事を一部ご覧いただけます。