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鈴木康広 著『近所の地球』

『近所の地球』
鈴木康広 著(青幻舎 2,800円+税)

「2014毎日デザイン賞」を受賞したアーティスト、鈴木康広さんの最新作品集。これまでの全作品を新たに書き下ろしたエッセイで紹介しつつ、スケッチや写真も掲載する。

2014年8月〜10月まで開催された水戸芸術館 現代美術ギャラリーでの個展と同名タイトルであるように、展覧会のインスタレーションなども詳細に紹介。

最初の作品集である『まばたきとはばたき』から4年。現在進行形の鈴木康広さんの思考が詰まった一冊だ。A5変型、並製、304ページ。


以下、目次より。


遊具の透視法

近所の地球 : 地平線を描く鉛筆、時間を測るスプーン、f地球の中心を指すコップ、など

時間の見方 : まばたきの時計、現在/過去、背中の遠近法、自針と分針、自分の日時計

水のかたち 木のかたち : 蛇口の起源、水と空気の消息(full=empty)、砂漠のコップ、
            水の切り株、始まりの庭、など

空気の庭 : 風のレンズ、羽根の人、空気の人、空気のプラグ、気球の人、空気の腰掛け

からだの道具 : 手の石鹸、器の人、偶然を測る天秤、足の箸、まばたきの葉、足のプラグ

地球をひらく : ファスナーの船、地球展開儀、地球線を描く鉛筆、足元の展望台

未来の見立て:未来の待ち合わせ場所、未来の書き順、未来の判子

水戸芸術館 現代美術ギャラリー 鈴木康広展「近所の地球」

作品リスト