「ヨシキン 世界から注目される日本発の包丁 グローバル」
ーーAXISビル ショップインタビュー

第7回は、アクシスビル2階に店舗を構えるヨシキン。これまで、「グローバル」というブランドを成長させるために活躍されてきた、営業部長の小野 悟さんにインタビューしました。

ショップのコンセプトを教えていただけますか。

このショップはグローバル唯一の直営店です。百貨店や専門店など、一部商品の取扱いはありますが、こちらは国内のレギュラー商品をすべてご覧いただけるのが大きな特徴です。また海外のお客様も多いため、英語、フランス語、スペイン語を話せるスタッフが常駐しています。ラインナップが揃った商品を吟味し、スタッフと楽しく会話しながらお買い物を楽しんでいただける空間です。

製品づくりへのこだわりを教えていただけますか。

創業者のメーカーとしての原点である「お客さまに喜んでいただくものづくり」という理念は今も変わらず受け継がれています。グローバルは今では世界的なブランドとなりましたが、ヨシキンで働く従業員は、常にブランド意識を持つことが重要だと思っています。製品だけでなく、従業員ひとり一人の考え方や心構えがブランドとなるのです。
 グローバルは、1978年にデザインと技術の2つの分野で開発が始まりました。イタリアのデザイン性、ドイツの堅牢さ、日本の精密さ、この3つの要素を併せもつ製品という発想でした。そのなかでも素材美を生かすことこそがデザインの極致という考えのもと、「刃から柄までオールステンレス一体構造の包丁」というコンセプトが完成。このコンセプトは世界に衝撃を与えました。また刃付けは、峰から先に向かって他の包丁よりも緩やかなカーブを描くことにより、より鋭い切れ味と使いやすさを実現。ヨシキンの目指すブランドが誕生しました。

グローバル 三徳3点セット G-46(三徳)、GS-3(ペティーナイフ)、簡易シャープナー付 価格 15,120円(税込)

今後のショップの展開は?

グローバルというブランドは、製品でもわかるように、ムダを削ぎ落とし、究極のシンプルさを追及したデザインです。その原形は、30年以上経過した今も全く変わっていません。それと同様に、ショップのあり方も普遍的でありたいと思っています。いつお越しいただいても、変わらない安心感のある存在でありたいのです。

お客さまにメッセージをお願いします。

ゆったりとした雰囲気の中で、製品ラインナップのご紹介、使い方、メンテナンス方法はもちろんのこと、お客様のライフスタイルに合わせてのご提案もさせていただきますので、スタッフにお気軽にお問い合わせください。

ヨシキン/吉田金属工業は、1954年に新潟県燕・三条地区の地場産業であるステンレス製品メーカー(洋食器)として創業。「新しい技術と可能性の追及」を目標に高品質な製品を世界中のお客様に届けたいという情熱と柔軟な発想によって、製品開発に取り組んでいます。商品ラインナップが揃ったヨシキンのショップに、ぜひお越しください!

ヨシキン
営業時間 11:00~19:00
定休日 日曜・祭日
連絡先 Tel. 03-3568-2356
ホームページ http://www.yoshikin.co.jp/

この連載では、東京・六本木のアクシスビルのショップの皆さんにお店のコンセプトについて語っていただきます。前回までの記事はこちら