ナレッジキャピタルを実際に活用する方法

新生活の春からGWも終わり、みなさん新しい環境に慣れてきたころでしょうか。私たちコミュニケーターは1周年のイベントを終え、新しい仲間もぞくぞくと入ってきているため、外はジメジメしていても、今が春のような新鮮な時期を迎えています。

私たちコミュニケーターはナレッジサロン、ナレッジシアター、The Lab.みんなで世界一研究所、フューチャーライフショールームを中心に毎日ぐるぐるまわっています。だからこそ、同じ人と違う場所で巡り会ったりもします。前回はナレッジサロンの紹介をしました。では、そこを利用する方々はナレッジサロン以外の施設をどう楽しんでいるのでしょう。今回は、「このナレッジ活用法、いいな」と思うサロン会員の方を参考に、施設の機能をご紹介したいと思います。

今回ご紹介するサロン会員の方は、株式会社ATR Creativeの代表取締役社長・高橋真知さん(上の写真左)です。地図アプリの開発や博物館での新たな展示手法を提案する高橋さん。ホテルのラウンジのようなエリア「メインラウンジ」で、ちょうど打合わせをされていました。

関西以外の方との仕事も多い高橋さんは、駅前の立地が便利ということで、打合わせ場所としてナレッジサロンを活用されています。さらに、ここで打合わせ・企画をしたものをナレッジキャピタル内で実施に移しています。1階のカフェラボで定期的にワークショプを開催しているのです。

カフェラボはナレッジキャピタル1階にあるカフェ。2・3階のアクティブラボとナレッジキャピタル全体の玄関口として機能しています。このカフェの奥にはワークショップが開催できる空間「エキシビションスペース」が用意されています。交流が生まれるようにとイベントが頻繁に開催されるカフェなのです。

ここで高橋さんはすでに数回「梅棹忠夫」のワークショップを開催し、新たなコンテンツも披露してくれます。上の写真は、去年の秋に開催された「けいはんな情報通信フェア」にて奈良やけいはんなの情報を集約したコンテンツの展示です。

高橋さんは仕事場としてナレッジキャピタルに来ているだけではありません。週末には家族や外国人の友人を連れて遊びにいらっしゃいます。小学生のお子さんたちが楽しんでくれていたのが3階にある「エナレッジ」。

ここはエネルギーについて体感しながら学べる、科学館のようなショールームです。ナレッジキャピタルは、このように無料で遊べるショールームを多く用意しています。1階から6階まで続くこのショールームを「フューチャーライフショールーム」といいます。大学が経営するお菓子づくりのスタジオやケーキ屋さん、住宅メーカーが提供する2,500冊の暮らしにまつわる本を取り揃えた場所など、隠れスポットもいっぱいです。フューチャーライフショールームは一歩先の未来に触れることができる、学びや発見に溢れた空間です。大人の方々も視察や社会見学として楽しまれる方が多いのです。

高橋さんたちがご家族揃って、コミュニケーターのいるThe Lab.に遊びに来てくれました。

The Lab.では、現在16のグループ(大学・企業・研究所)が出展し、自分たちが今考えているコト・研究しているモノを展示し、私たちに体験させてくれます。展示物も定期的に変わるため、高橋さんファミリーも定期的に来場してくれます。いつも仕事で使う場に、子供たちがエネルギーのつくりを体験して学べる場や、学生の研究物に触れて遊べる場があるって、なんだか面白いつくりじゃありませんか。ナレッジキャピタルは、誰もが遊びに来ることができ、気づき・発見・学びが得られる空間です。必ずしも、サロンの会員でなければいけないというわけではありません。

今回、このコラムを通して伝えたかったのは、“この施設の活用方法は多岐にわたる”ということと、“皆さんに有意義に活用し(たおして)ほしい”という想いです。すでに遊びに来た方、これから遊びにこよう(活用してみよう)と思われる方。コミュニケーターは主に、2・3階にある、The Lab.でお待ちしています。どんなイベントが開催されているか、自分はどこに行ったら楽しめるか。コミュニケーターをコンシェルジュのようにして、いろいろ聞いてみてください。

コミュニケーターが順番に書いているこのコラム。どの書き手がどの子なのか、私たちに会いに来て確認してみてくださいね!(文/コミュニケーター・しか)

この連載は、ナレッジキャピタルのコミュニケーターの皆さんに、ナレッジキャピタルとその周辺についてのさまざまな話題を提供していただきます。