AXIS166号にてアンソニー・ミント(ミッション・チャイニーズ・フード創設者、シェフ)
インタビュー記事を掲載

AXIS166号の連載「オピニオン」では、米国・サンフランシスコを拠点とするミッション・チャイニーズ・フードの創設者でシェフのアンソニー・ミント氏にインタビューしています。

ミッション・チャイニーズ・フードとは、他人が経営する中華料理店の中で、週に1日だけ営業する「ポップアップ(他の店の中で、別のシェフが臨時的に自分の料理を出すこと)」として始まり、今ではほとんどその店を乗っ取ってしまったようなかたちとなり、しかも、インテリアを変えず、看板もありません。また、主菜1品ごとに75セントを地元のフードバンク(ホームレスや生活困窮者に食糧を配布するNPO)に寄付している。そんな今までのレストランの概念をくつがえす存在です。

ミント氏はカールトンカレッジを卒業後、マーケティング会社に勤務。会社を辞めて世界一周旅行に行った際に出会った多様な味に刺激を受け、帰国後、サンフランシスコの有名レストランで修行を積みシェフになったという異色の経歴の持ち主。

修行中にフードトラックを借りて、独自のフラットブレッド・サンドウィッチを売る「ミッション・ストリート・フード」をスタートし、いつも行列ができる人気となり、売上はすべて寄付していました。その後、既存の中華料理店の中で営業する「ミッション・チャイニーズ・フード」を始め、これも大人気に。

常識にとらわれることなく、「食はいろいろなかたちで前進できる」と語るミント氏のインタビューは、クリエイティブの世界に生きる人々を勇気づけ、参考になること間違いありません。

ぜひ、ご一読を。

ミント氏の著書『Mission Street Food: Recipes and Ideas from an Improbable Restaurant』

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